唐揚げ屋の開業に必要な設備・手続きとは?営業許可・フライヤー・厨房の準備からFC・代理店導入まで徹底解説

唐揚げ屋の開業に必要な設備・手続きとは?営業許可・フライヤー・厨房の準備からFC・代理店導入まで徹底解説

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「唐揚げ屋を開業するには、どんな設備が必要なのか?」

「からあげ専門店の営業許可はどうやって取得する?」

「既存の飲食店で唐揚げを販売する場合、新たな許可が必要?」

「フランチャイズや代理店なら、開業準備を簡単にできる?」

唐揚げ専門店を開業する際には、物件や資金の準備だけでなく、厨房設備、営業許可、食品衛生管理など、さまざまな準備が必要です。

特に注意したいのが、設備を購入した後で、保健所の施設基準に適合していないことが判明するケースです。

場合によっては、追加工事や設備の変更が必要となり、開業費用が増える原因になります。

また、店舗全体を唐揚げ専門店として営業する場合と、既存飲食店の一角で唐揚げを販売する場合では、必要な設備や準備内容が異なります。

今回は、飲食事業で通算35店舗の経営経験を持つ森本蘭丸の実務経験を踏まえ、唐揚げ屋の開業に必要な設備、営業許可、衛生管理、開業までの手順を具体的に解説します。

さらに、信長から揚げとりかが提供する「FCスタイル」と「代理店・取扱店スタイル」の違いについても紹介します。

1.唐揚げ屋の開業に必要な設備一覧

唐揚げ店を開業する場合、最初に必要な厨房設備を整理しましょう。

代表的な設備には次のようなものがあります。

設備 主な用途 確認すべきポイント
業務用フライヤー 唐揚げの加熱調理 揚げ能力・電気またはガス容量
冷蔵庫 鶏肉や調味料の保管 温度管理・容量
冷凍庫 冷凍食材の保管 保存量・温度管理
作業台 下処理・盛り付け 生肉と調理済み食品の作業区分
シンク・手洗い設備 食材・器具の洗浄、手洗い 保健所の施設基準
換気・排気設備 油煙・熱・臭気の排出 排気能力・近隣環境
温度計・中心温度計 食材と加熱状態の管理 測定と記録
包装・容器類 持ち帰り販売 耐油性・密閉性・コスト
レジ・決済端末 会計業務 現金・キャッシュレス対応
消火器等 火災対策 消防法令への適合

すべての店舗で新品設備を一式購入する必要があるわけではありません。

既存設備を利用できる場合や、中古設備を活用できる場合もあります。

ただし、設備が設置できるだけでなく、必要な調理量を安全に処理できるかが重要です。

2.フライヤー選びで失敗しないためのポイント

唐揚げ店の中心となる設備が、業務用フライヤーです。

フライヤーにはガス式や電気式があり、サイズや油槽容量、加熱能力も異なります。

例えば、1日に少量を販売する既存飲食店の追加メニューと、昼食・夕食の時間帯に多くの注文が集中する唐揚げ専門店では、必要な調理能力が異なります。

確認したい5つのポイント

  1. 1回で安全に調理できる鶏肉の量
  2. 油温が回復するまでの時間
  3. ガス・電気設備の対応能力
  4. 清掃や油交換のしやすさ
  5. 換気設備・防火設備との適合性

特に、フライヤーを小さくしすぎると、注文が集中したときに提供時間が長くなる可能性があります。

一方、大きすぎる設備は購入費や設置費、維持管理の負担につながります。

大切なのは、予想販売数量と調理工程に合った機種を選ぶことです。

また、油煙、臭気、排気音などが近隣に影響しないかも確認しましょう。

設備を買ってから店舗に合わせるのではなく、店舗条件と販売計画を確認してから設備を決める。

これが無駄な投資を減らす基本です。

3.唐揚げ屋を開業するには営業許可が必要?

唐揚げを店舗で調理し、販売する場合には、通常、食品衛生法に基づく「飲食店営業」の許可が必要になります。

ただし、商品の製造方法、包装・保存方法、卸売りの有無などによって、必要な許可業種が異なる場合があります。

そのため、具体的な営業内容を決めた段階で、営業施設を管轄する保健所に事前相談することが重要です。

営業許可取得の基本的な流れ

① 営業形態を決める

店内飲食、テイクアウト、デリバリー、弁当販売など、提供方法を整理します。

② 厨房レイアウトを作成する

フライヤー、冷蔵庫、シンク、手洗い設備、食材保管場所などの配置を図面にまとめます。

③ 保健所に事前相談する

内装工事や設備購入の前に、必要な施設基準と許可業種を確認します。

④ 必要な書類を提出する

申請書、施設の構造・設備を示す図面などを提出します。必要書類や手数料は地域や業種によって異なります。

⑤ 施設の検査を受ける

保健所による施設確認を受け、基準への適合が確認された後に許可を取得します。

⑥ 営業を開始する

許可取得後も食品衛生管理や必要な記録を継続します。

岐阜市の営業許可手続きの例

岐阜市の公式案内では、工事着工前の事前相談が推奨され、営業許可申請は営業開始の少なくとも14日前までに行うよう案内されています。

また、2026年4月1日改定後の飲食店営業の新規許可申請手数料は18,000円です。

ただし、これは岐阜市の通常の飲食店営業に関する例であり、全国共通の申請額ではありません。

全国の開業予定者は、それぞれの地域の保健所で最新の基準と手数料を確認してください。

参考:岐阜市「営業許可の手続き」

https://www.city.gifu.lg.jp/kurashi/seikatukankyo/1002661/1002662/1002664.html

4.既存飲食店に唐揚げを導入する場合、許可はどうなる?

すでに飲食店営業の許可を取得している店舗では、既存の厨房で唐揚げメニューを追加できる場合があります。

しかし、営業許可があるからといって、すべての販売方法が自動的に認められるわけではありません。

例えば、次のような場合は事前確認が必要です。

  • 新たなフライヤーを設置する
  • 厨房設備や施設のレイアウトを変更する
  • 店舗の一角に販売ブースを設ける
  • 店舗外での販売を始める
  • 調理済みの商品を包装して広域に流通させる
  • 既存の許可内容と異なる製造・販売形態を始める

許可の変更届で足りる場合もあれば、営業形態によって追加の許可が必要になる場合もあります。

代理店やフランチャイズに加盟することと、食品衛生法上の営業許可を取得することは別の手続きです。

信長から揚げとりかの代理店制度でも、実際の営業に必要な許認可は加盟店舗ごとに確認していただく必要があります。

5.食品衛生責任者とHACCPの基礎知識

唐揚げ店の開業では、設備の準備だけでなく、食品衛生の管理体制を整える必要があります。

食品衛生責任者とは?

食品衛生責任者は、営業施設で食品が衛生的に取り扱われるよう管理する責任者です。

原則として、営業施設ごとに選任が必要です。

調理師など所定の資格がある方のほか、認められた養成講習会を修了した方も食品衛生責任者になることができます。

参考:岐阜市「食品衛生責任者」

https://www.city.gifu.lg.jp/kurashi/seikatukankyo/1002661/1002703.html

HACCPに沿った衛生管理

HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理では、食中毒を防ぐために、重要な作業工程や衛生上の注意点を整理して管理します。

小規模な飲食店では、事業内容に対応した手引書などを参考に、衛生管理計画を作成し、実施状況を記録する方法があります。

唐揚げ店では特に、次の管理が重要です。

  • 鶏肉の仕入れと保存温度
  • 冷蔵庫・冷凍庫の温度確認
  • 生肉を扱う作業場所の衛生管理
  • 調理時の加熱状態の確認
  • 器具・作業台の洗浄と消毒
  • 従業員の健康状態と手洗い
  • 持ち帰り商品の保管と受け渡し

メニューを標準化する際には、味だけでなく、衛生管理の手順も標準化することが重要です。

6.唐揚げで特に注意したい鶏肉の食中毒対策

唐揚げを扱う店舗では、カンピロバクターなどの食中毒への対策が欠かせません。

鶏肉は、新鮮だから安全に生食できるというものではありません。

厚生労働省は、鶏肉の食中毒予防として、中心部を75℃以上で1分間以上加熱することを示しています。

実際の調理では、肉の大きさ、厚さ、投入量などによって加熱に必要な時間が変わります。

そのため、油温や揚げ時間だけで安全性を判断せず、中心温度計などを使って適切な加熱条件を確認することが大切です。

また、生肉を扱ったトングや容器を、そのまま加熱後の商品に使わないようにする必要があります。

食中毒対策の基本

つけない

生肉の細菌を他の食品へ移さないよう、器具の使い分け、手洗い、洗浄・消毒を徹底します。

増やさない

食材を適切な温度で保管し、室温で長時間放置しないよう管理します。

やっつける

中心部まで十分に加熱し、安全な状態で提供します。

参考:厚生労働省「カンピロバクター食中毒予防について」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/campylobacterqa.html

7.厨房の換気・消火器・火災対策も忘れてはいけない

唐揚げ店では、食用油を高温で使用します。

そのため、厨房の換気や火災対策も重要です。

特に注意したいのが、フライヤー周辺の油汚れや排気設備の清掃不足です。

油が付着したフィルターや排気ダクトなどは、適切な清掃・点検が必要です。

また、火を使用する飲食店では、店舗条件に応じて消火器具の設置、点検、報告などが必要になります。

設備の種類、店舗の面積、建物の用途によって消防上の確認事項が変わるため、管轄消防署や設備業者に相談しましょう。

中古のフライヤーや居抜き物件を使用する場合も、設備が正常に作動するか、安全装置に問題がないかを確認してください。

店舗が営業できる状態であることと、安全に営業できる状態であることは同じではありません。

設備費を削減する場合でも、安全管理への投資は欠かせません。

8.FCスタイルと代理店スタイルでは必要設備がどう違う?

信長から揚げとりかの営業スタイル。①FC店舗スタイル:ブランドをそのまま展開できる。本部のメニュー・店舗運営モデルでブランドを展開。テイクアウト・イートインなど地域に合わせて運営可能。独立開業しやすい、ブランド力を活用、本部の運営ノウハウを提供。②代理店・取扱店スタイル:既存店舗の一角で、すぐに始められる。既存の飲食店・居酒屋・レストランなどの一角に、とりかの販売ブースを設置。少ないスペースで導入可能。新たなメニューとして導入、少ないスペースで開業、既存の集客を活用。③キッチンカースタイル:イベントや地域販売で自由に展開。移動販売車で、イベント・商業施設・地域の集客スポットなどで販売。低リスクで始められ、出店先を選べます。イベント・催事で販売、初期投資を抑えやすい、地域に合わせた柔軟な営業。④ゴーストレストランスタイル:デリバリーを中心に効率よく展開。既存の厨房を活用し、デリバリーを中心に販売。店舗スペースが不要で、効率的に始められます。低コストでスタート、デリバリー需要に対応、既存設備を活用可能。

信長から揚げとりかでは、2つの営業スタイルを選択できます。

FCスタイル|店舗全体を「とりか」として営業

FC(フランチャイズ)スタイルでは、本部の用意したメニュー一式、調理レシピ、運営ノウハウ、ブランドを活用し、店舗全体を「信長から揚げとりか」として営業します。

店舗物件や厨房設備、内外装、看板などは加盟者が準備します。

新規開業する場合は、物件取得、営業許可、必要設備の設置などが必要になります。

代理店・取扱店スタイル|既存店舗の一角に販売ブース

代理店スタイルでは、現在営業している飲食店の一角に「とりか」の看板と販売ブースを設け、唐揚げ商品を販売します。

すでに使用している厨房設備を活用できる場合、追加投資を抑えられる可能性があります。

ただし、フライヤーや作業スペースが不足する場合には、追加設備が必要です。

2つのスタイルの比較

比較項目 FCスタイル 代理店スタイル
営業形態 店舗全体で営業 既存店の一角で販売
メニュー 本部のメニュー一式 取り扱う商品を導入
厨房設備 加盟者が用意 既存設備を活用可能
看板 店舗全体のブランド表示 販売ブースのブランド表示
加盟金 0円 0円
売上ロイヤリティ 0円 0円
月額ライセンス料 22,000円(税込) 22,000円(税込)

どちらのスタイルでも、本部への基本的な加盟条件は同じです。

ただし、実際に必要な店舗取得費、設備費、看板代などは異なります。

9.信長から揚げとりかの加盟条件と秘伝ダレの供給

信長から揚げとりかでは、FCスタイル・代理店スタイルのどちらでも、加盟金0円、売上ロイヤリティ0円、月額ライセンス使用料22,000円(税込)で受付しています。

鶏肉については、品質基準を満たすものを加盟者が独自に仕入れることができます。

本部からは、商品の味の中心となる秘伝ダレを供給します。

秘伝ダレの価格

容量 価格(税別)
3リットル 8,000円
6リットル 14,800円
9リットル 20,800円

加盟時には、秘伝ダレ3リットルを特典として提供します。

追加の秘伝ダレは必要量に応じて購入する方式です。

本部への基本的なお支払いは、月額ライセンス使用料と秘伝ダレの購入代金です。

ただし、送料、店舗、設備、看板、ブース、食材、容器などの実費は別途発生します。

また、営業許可や消防関係の手続きなど、法令上必要な準備を省略できるものではありません。

10.唐揚げ開業の準備を7段階で進める

新規開業でも既存店舗への導入でも、準備を順番に進めることが大切です。

第1段階:営業スタイルを決める

新規店舗、FC、既存店舗への代理店導入など、事業形態を決定します。

第2段階:販売計画を作成する

販売商品、営業日、営業時間、想定注文数、価格、原価を整理します。

第3段階:保健所へ事前相談する

営業内容と厨房図面を準備し、必要な許可や施設基準を確認します。

第4段階:厨房設備と消防対策を確認する

フライヤー、電気・ガス、換気、冷蔵設備、消火器具などの適合性を確認します。

第5段階:設備と必要資材を準備する

許可条件などを確認したうえで、機器、包装資材、原材料を手配します。

第6段階:調理研修と衛生管理を整える

調理レシピ、食品衛生、加熱管理、保存、清掃などを習得します。

第7段階:許可取得後に販売を開始する

必要な許可等を取得し、安全に営業できることを確認してから販売を開始します。

この流れを守ることで、手続きのやり直しや不要な設備購入のリスクを減らせます。

11.唐揚げ開業の設備・許可についてよくある質問

Q.唐揚げ屋に調理師免許は必要ですか?

唐揚げ屋の開業に、調理師免許が必須というわけではありません。

ただし、営業施設には原則として食品衛生責任者の選任が必要です。

必要な営業許可や設備基準も確認してください。

Q.既存の居酒屋で唐揚げを販売できますか?

飲食店営業の許可を持ち、厨房設備や販売方法が必要な条件を満たしていれば、既存店舗で販売できる場合があります。

ただし、設備変更や新しい販売方法を追加する場合には、管轄保健所に事前確認してください。

Q.小さいフライヤーでも開業できますか?

想定販売数や調理方法によって必要な能力が異なります。

注文が集中しても安全な加熱ができること、換気や電気・ガス設備が適合することが重要です。

Q.フランチャイズなら営業許可は本部が取得してくれますか?

営業許可は、実際に営業する施設や営業者に関する手続きです。

FCに加盟するだけで許可取得が不要になるわけではありません。

Q.代理店とFCの加盟金は同じですか?

信長から揚げとりかでは、どちらも加盟金0円、売上ロイヤリティ0円、月額ライセンス使用料22,000円(税込)です。

店舗全体で営業するか、既存店舗の一角で販売するかを選べます。

まとめ|唐揚げ開業は設備購入より先に営業条件を確認する

唐揚げ屋の開業では、フライヤー、冷蔵庫、作業台、換気設備など、必要な厨房設備を準備することが重要です。

しかし、設備をそろえるだけでは営業を始められません。

営業許可、食品衛生責任者、HACCPに沿った衛生管理、消防上の確認なども必要です。

特に低資金で開業したい方は、設備を購入する前に保健所へ相談し、不要な工事や買い直しを避けることが大切です。

また、唐揚げの開業には、新しい店舗を設けるFCスタイルと、既存店舗の一角を活用する代理店スタイルという選択肢があります。

宝松株式会社では、実店舗運営と商品開発で培った経験を活かし、全国の飲食店経営者や独立希望者に向けて、唐揚げ事業の情報を発信しています。

大きな設備投資をする前に、今ある設備で何ができるかを考える。

そして、必要な部分に適切に投資し、安全で継続できる飲食事業をつくることが大切です。

信長から揚げとりか|全国FC・代理店・取扱店募集中

信長から揚げとりかでは、ご希望の営業形態に合わせて、2つのスタイルをご用意しています。

FCスタイル

本部のメニュー一式、レシピ、運営ノウハウを活用し、店舗全体を「信長から揚げとりか」として営業。

代理店・取扱店スタイル

既存店舗の一角に「とりか」の看板と販売ブースを設け、唐揚げ商品を販売。

共通の加盟条件

  • 加盟金:0円
  • 売上ロイヤリティ:0円
  • 月額ライセンス使用料:22,000円(税込)
  • 鶏肉:加盟者による独自仕入れ可能
  • 秘伝ダレ:本部から供給
  • 加盟時特典:秘伝ダレ3リットル提供

※秘伝ダレの追加購入代金、送料、店舗、厨房設備、看板、原材料、容器等の費用は別途必要です。

始めやすく、続けやすい。

信長から揚げとりかは、全国の飲食店経営者や独立希望者に向けて、ご自身の事業環境に合った営業スタイルを提案しています。

記事監修:森本蘭丸

飲食事業を中心に通算35店舗の経営経験を持つ。岐阜県発の「信長から揚げとりか」を展開し、からあげグランプリ4年連続金賞を受賞。スシローをはじめ、数多くの商品監修実績を有する。

飲食店の独立・開業、原価管理、店舗運営について、長年の実務経験をもとに専門情報を発信している。

https://torika-fc.jp/

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